クラッチブーケについて解説!ラウンドブーケとの違いやおすすめのドレスタイプ&花材など♡

ブーケの形にもいろいろありますが、その中でも近年人気なのがクラッチブーケ。ナチュラルやボタニカルといった流行中のウェディングスタイルにもぴったりです。そこで今回はクラッチブーケについて徹底解説。おすすめのドレスのタイプや花材などもご紹介いたします。

クラッチブーケとはどんなブーケ?

バラとラナンキュラス、アスチルベとライラックのクラッチブーケ

クラッチブーケのクラッチとは、英語で「ぎゅっとつかむ」という意味があり、お花を茎のまま束ねたブーケのことを言います。日本のウェディングシーンではあまり見かけない形のブーケでしたが、海外ウェディングではオーソドックスなタイプのブーケ。SNSの発達等で海外ウェディングのブーケにも注目が集まり、近年では日本でも人気急上昇中のブーケです。

ラウンドブーケとの違い

ラウンドブーケは通常スポンジのついたブーケホルダーにお花を挿していく作り方が一般的ですが、クラッチブーケの場合はブーケホルダーなどは使わず、茎のままの状態で束ねてブーケを作る点が大きな違いです。また、通常のラウンドブーケは持ち手の部分を上から下までしっかりとリボンを巻いた状態にしますが、クラッチブーケの場合は緑の茎が見える状態になっています。また、形もラウンドの場合はあまり崩さず綺麗な丸い形で作るのが一般的ですが、クラッチブーケは「茎のまま束ねたブーケ」のことを言うので、必ずしも丸い形であるとは限りません。楕円形のような形にしたり、クレッセント(三日月)型にしたりする場合もあります。

クラッチブーケにおすすめのドレスのタイプ

クラッチブーケと相性の良いドレスのタイプをご紹介いたします。ドレスの形はプリンセス、Aライン、スレンダー、マーメイドとどの形にも合わせることができますが、特におすすめなのがスレンダーやマーメイドなどの細身のブーケです。スリムなラインのドレスにざっくり束ねたクラッチブーケを合わせるとお洒落な印象の花嫁に。
ナチュラルテイストなブーケなので、サテンなどの重厚感のある生地のドレスよりも、オーガンジーやチュールなどの透け感のある軽い生地のドレスがおすすめです。

アネモネのクラッチブーケ

クラッチブーケはナチュラルなイメージなので、緑の見えるロケーションでの挙式や、ガーデンウェディングなどにもぴったりです。

クラッチブーケは他のブーケに比べるとややカジュアルな印象になるため、大聖堂やホテルウェディングなどの格式ある挙式シーンにはあまり向きません。モダンなチャペルや、お色直し用ブーケや二次会用ブーケとして、レストランウェディングや身内だけのこじんまりとしたパーティーなどにおすすめです。

クラッチブーケにおすすめの花材

ピンクのバラと紫陽花のクラッチブーケ

生花の場合は、保水することができないため持ちの悪いお花や繊細なお花は不向きです。特に挙式~二次会まで長時間同じブーケを使う場合などは要注意。花持ちの良いお花を使うように気を付けましょう。その点プリザーブドフラワーやアーティフィシャルフラワー(造花)はそういった心配がないので、どんなお花でもクラッチブーケに使うことができます。

クラッチブーケに人気のお花は芍薬やバラ、ラナンキュラス、かすみ草など。ブルースターなどの小花だけを集めて可憐な印象にするのもおすすめです。ざっくりと束ねた動きのあるデザインもクラッチブーケにはぴったりなので、ラベンダーやアスチルベ、ライラックなどのフィラー系(縦長のライン)のお花も人気です。茎の見えるナチュラルなイメージのブーケなので、グリーン(葉物)をたっぷり入れるのもおすすめ。くすんだシルバー系リーフのユーカリやダスティーミラー、ラムズイヤーなどが人気です。

グリーンをベースにお花はアクセント程度に少しだけ入れるようなボタニカルテイストのブーケも近年は人気があります。画像のようにパンパスやソラフラワー(白い木の皮でできたお花)を使った縦長ラインのドライフラワー風ブーケを取り入れる花嫁も増えています。

クラッチブーケの正しい持ち方

クラッチブーケは、画像のようにリボンを列席者側にして持つのが正しい持ち方です。ラウンドブーケとは反対になるので、間違えないように気を付けましょう。
手の位置はおへその辺りがベストです。あまり上で持ちすぎるとせっかくの胸元が隠れてしまい、全体のバランスも悪くなってしまいます。写真撮影の際は特に手の位置を意識するように心がけましょう。

ここまでクラッチブーケについて解説してきました。クラッチブーケといっても様々なデザインのブーケがあり、使うお花の種類やグリーンの量、色合いによってもまったく違ったイメージにすることができます。当店ではオーダーメイドブーケの制作も承っておりますので、花嫁さまのご希望をお伺いしながらイメージに合ったブーケをお作りすることが可能です。ご興味のある方はぜひオーダーメイドブーケのページをご覧ください。

ウェディングブーケについては下記の記事でも詳しく解説しています。ぜひブーケ選びの参考にしてみてください。

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