ラウンドブーケの作り方を写真付きで解説♡結婚式のブーケを手作り!
結婚式で使うウェディングブーケを手作りしたい・・・そんな花嫁さまに向けて今回はブーケの作り方について写真付きで解説したいと思います。
近年はウェディングアイテムをご自身でいろいろと制作される花嫁さまが増えていますね。そんな中でウェディングブーケを自分で手作りしてみたい、といったご希望も・・・生花のブーケは制作のスピードも要求されますし、自作して持ち込むのは難易度が高いですが、プリザーブドフラワーやアーティフィシャルフラワー(造花)のブーケなら挙式の前の空いた時間に少しずつ制作を進めていけるので、手作りもしやすく挑戦しやすいかと思います。結婚式の思い出に残しておける点も魅力ですね♡ラウンドブーケはブーケの中でも難易度が低めですので、初めての方でも比較的手作りしやすい形です。
そこで今回はラウンドブーケの作り方について解説します。ブーケの作り方にも何種類かありますが、今回はワイヤリングブーケの手法で作る方法になります。
ブーケ作りに必要な材料(直径約20センチ程度)
♥メインのお花(バラなど)直径4~5センチのもの17~18輪
※お花の大きさや種類により必要な量は異なります
♥隙間を埋める小花やリーフ 適量
♥バック処理用のリボンやリーフ 20パーツ程度
♥ワイヤー(ブーケ制作には#22~#26を使用します)
♥フローラルテープ(グリーンもしくはホワイト)
♥ワイヤーを切るはさみやペンチ
♥持ち手用のリボン(太さは38mm程度がおすすめ)
1. お花にワイヤーをかける
プリザーブドフラワーは生花と違って茎がない状態で出回っています。そのため、お花にワイヤーを刺して茎の代わりにしてブーケの形にしていきます。このワイヤーを刺していく作業を「ワイヤリング」と言います。
お花の種類によってワイヤーの太さ、刺し方は異なりますが、基本的なバラのワイヤリング方法はこちらの記事で詳しく解説しておりますのでぜひ参考にご覧ください♡
2. テープを巻く
ワイヤーがむき出しのままですと、見た目も美しくなく、束ねにくいため専用の「フローラルテープ」を巻いていきます。色はブーケのデザインに合わせて、グリーンまたはホワイトを使用するのが一般的です。このテープを巻いていく作業を「テーピング」と言います。
テープには両面糊がついた状態になっています。引っ張ると粘着力が増しますので、しっかりと引っ張りながらテープを薄く巻いていくのがコツです。テープが重なって分厚いと、テープが下がってきてしまいます。
3. パーツをすべて作る
ワイヤリングとテーピングの作業を繰り返し、ブーケに必要な量のお花を準備します。大きいブーケになってくると100パーツ以上になる場合もあるんです!
地味な作業ですが、この下準備をしっかりやっておくとブーケの組み立てがしやすくなります。丁寧に丁寧に…がポイントです。ただし、ワイヤーの部分は最終的には見えなくなるので、多少アラがあっても大丈夫!
4. 枠組みを作る
パーツがすべて準備できたら、いよいよ組み立てです!組み立ての仕方にも色々ありますが、初心者の方でも一番作りやすい方法をレクチャーします。
まずはブーケの枠組みを作っていきます。ラウンドブーケの場合は、真上に1輪、上下左右に1輪ずつの計5輪でまずはブーケの枠組みを作ります。アウトラインを作ってから隙間にお花を埋めていくようにすると、初心者でも失敗が少なく綺麗な丸いブーケに仕上がります。
作るブーケの大きさに合わせて長さを決め、ワイヤーを直角に曲げてからテープを1周程巻き仮止めしていきます。使うお花の種類によっても多少異なりますが、直径20センチのブーケの場合、真上の1輪は11~12センチ位、横の4輪は10センチ位の長さがベストです。
5. メインのお花を組み立てていく
枠組みができたら、後は間にどんどんお花を入れていき丸い形になるように作っていきます。まずは大きいお花から配置していくようにしましょう。同じ色が縦や真横に並ばないように、色合いに気をつけながら配置します。
初心者の方は、2~3輪配置したらフローラルテープを一周巻き付けて仮止めしていくとやりやすいです。この仮止めの状態ならお花の配置変更は可能ですので、お花の位置を変更したくなったら上から引き出せばお花を取り出すことができます。
6. 隙間を埋めていく
メインのお花が配置できたら、次はお花とお花の隙間に小花やリーフを入れていきます。隙間ができないようバランス良く小花を入れていくようにしましょう。あまり一か所に詰め込み過ぎるとその部分だけ小花が多くなりバランスが悪くなってしまうので、隙間の大きさに合わせて少しずつ配置していくと失敗が少ないですよ。画像ではアジサイとパールを配置しています。
7. 配置のチェック&裏側の処理用パーツを用意する
お花がすべて配置できたら、完成が見えてきました!この時点で全体のバランスのチェックをします。仮止めの状態ならお花の配置変更はまだ可能ですので、この時点で気になる点があれば修正していきます。
配置が決まったら、次は裏側の処理用のパーツを用意します。ブーケのデザインによっても異なりますが、リーフもしくはリボンで作るのが一般的です。
裏側の処理の種類についてはこちらも参考にしてみてください♡
8. 裏側の処理をする
ブーケの裏側はワイヤーが向き出しの状態ですので、ワイヤーを隠すように裏側用のパーツを配置していきます。ぐるっと一周埋めるように配置します。一気にやると持ちにくい場合は、フローラルテープで少しずつ仮止めしながら配置するとやりやすいですよ。
9. 持ち手の処理をする
裏側のパーツが配置できたら、フローラルテープを持ち手の上から下までしっかりと巻いて固定し、持ち手部分のワイヤーを適当な長さに切り揃えます。だいたいこぶし1個+指2本分位の長さが持ちやすい長さになります。リボンを巻いたら、完成です!!!
お疲れさまでした。素敵なブーケの完成です!手作りのブーケでの挙式、楽しみですね♡作る過程も良い思い出になりそうです。造花の場合はワイヤリングの方法が若干異なりますが、他は同じ作り方でブーケができます。造花の方がお花の取り扱いは楽なので、プリザーブドフラワーよりもずっと難易度は下がるかと思います。
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