結婚式のウェディングブーケにドライフラワーは避けた方が良い?それでもオシャレなブーケを持ちたい場合は
近年はナチュラルテイストのウェディングが流行っているということもあり、ウェディングブーケも明度を抑えたドライフラワーのクラッチブーケがトレンドになっています。しかし、生花や造花のブーケと比べると、ドライフラワーはウェディングブーケには避けた方が良い場合があります。この記事で詳しく解説していきたいと思います。
お花や葉っぱがもろい
ドライフラワーはお花を乾燥させたものになりますので、生花と違って水分を含んでいません。そのため、非常にもろい場合が多く、ちょっとした衝撃でお花や葉っぱが取れてしまう可能性があります。
結婚式では花嫁はブーケを持って移動する場合がほとんどですし、慣れないウェディングドレスを着た状態だとお花にまで気を配る余裕はあまりありません。ウェディングブーケは美しさだけれなく、長い時間綺麗なお花の状態を保てるようある程度の強度も必要とされます。その点、ドライフラワーですと強度の点で少し不安が残ります。
また、お花が取れてしまうということまではなくても、ドレスと擦れてポロポロと細かい粉が落ちてしまうことがあります。
虫がつく
ドライフラワーはもともとは本物のお花だったこともあり、プリザーブドフラワーや造花のウェディングブーケと比べると虫がつきやすいです。ドライフラワーのブーケの場合は挙式の前に納品されることも多いので、保管している間に虫がつかないよう気を配る必要があります。
また、挙式後に飾る場合にも、虫がつかないよう気を付けて保管する必要があります。
華やかな雰囲気は難しい
ドライフラワーは乾燥する過程で元のお花よりも色がくすんでしまいます。くすみカラーは近年トレンドでもありオシャレですが、結婚式という場だと少し華やかさに欠ける場合があります。
写真に残す場合にも、濃い色の方が写真映えもして華やかな雰囲気に見えますので、花嫁を引き立てる華やかさという点では、ドライフラワーは物足りないかもしれません。
それでもドライフラワー風のオシャレなブーケが持ちたい場合は
このように、ドライフラワーはお部屋にインテリアとして飾る分には問題なくても、結婚式というシチュエーションには少し不向きといえると思います。しかし、挙式のテーマやイメージによってはやはりドライフラワーブーケのようなくすみカラーのナチュラルなブーケを持ちたいという場合もあるかもしれません。そのような場合には、プリザーブドフラワーやアーティフィシャルフラワー(造花)のブーケがおすすめです。
例えば、同じユーカリの葉を使うにしても、ドライ加工されたものとプリザーブド加工されたものがあります。プリザーブド加工されたものであれば、生花と同じように水分を含んでいますので、ドライフラワーと違ってもろさもあまりなく、ポロポロ細かいカスが落ちたりすることもありません。また、防虫加工されているものもありますので、虫がつきにくくなっています。色合いも着色しているので、ドライ風のアンティークな色味のものを選ぶことも可能です。すべてをドライ素材にするのではなく、プリザーブドをメインに、一部プリザーブドにはない花材のものはドライ素材のものをミックスするような形でも、ドライ素材のデメリットを抑えつつ希望のブーケにすることが可能になるかと思います。
また、アーティフィシャルフラワー(造花)にも、近年のトレンドを反映してドライ風のお花や葉っぱが豊富に出回るようになっています。アーティフィシャルフラワーであれば造花なので、強度もあり、虫がつくこともありません。造花というと安っぽいイメージをお持ちの方も多いかもしれませんが、近年は大変精巧な作りのものもありますので、近くで良く見ないと造花とはわからないような場合もあります。結婚式では遠目から花嫁姿全体を見る場合が多く、ブーケ単体をじっくり見るという場面はほとんどありませんし、写真に残す場合でも写真では生花か造花か見分けがつかない場合も多いです。そういった点では、アーティフィシャルフラワーという選択もおすすめです。
一生に一度の結婚式、どんなウェディングブーケにするかもこだわりたいポイントですね。この記事がブーケ選びの参考になりましたら幸いです。





